Takaの日記

書く練習と日々の記録

『白い巨塔』の東教授が病んでて、人間って面倒だなと思った

『白い巨塔』を読んでいたら以下のような一節に目が留まった。

主人公・財前五郎の恩師である東教授が定年退官するときに抱いた心情を吐露する場面。

停年退官――、何という 惨酷 な言葉だろう、仕事の能力の 如何 にかかわらず、或る一定の年齢になると、働くことを停止させられてしまうことは、惨酷な人間の悲劇だと思った。

なんで?

財産それなりにあるなら仕事なんかさっさとやめて、自分の時間作ったらいいやんって思った俺は異常なのか?

まあ働くことが自分の人生でありアイデンティティであれば、こうなる人間も世の中には多いのかもしれんなぁ、と考えこんでしまいました。

自己顕示欲の強い人間以上に面倒な生き物はこの世にいない。