Takaの日記

書く練習と日々の記録

『模倣の殺意』読みました。

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photo by peretzp

 

久々に推理モノを読んだ。途中で激しい風邪をひいて1週間ほど読むのが中断したがなんとか読了。

 

模倣の殺意 (創元推理文庫)

模倣の殺意 (創元推理文庫)

 

 

物語は、ある一人の男性の死から幕が開ける。その死の謎を追って二人の人間が交互に筋を追っていくというプロット。

 

ここではネタの核心には触れませんが、最後までちゃんと注意して読んでいないと「あ、騙された」になります。

この作家、私知りませんでした。1935年生まれで、2009年に他界されています。江戸川乱歩賞の最終候補まで選出された作品だそうです。

 1971年、「そして死が訪れる」で第17回江戸川乱歩賞の最終候補作に選ばれる。選考委員の仁木悦子は「卓抜な着想に感心させられた。アンフェアになりやすい構成なのだが、その点かなり工夫してある。私は受賞作にしてもよいのではないかという意見を出した」と肯定的な評価をしたが、高木彬光は「作者がデータ―をかくせばかくすほど結末の意外性は出て来るにもせよ、読者のほうでは不愉快な読後感をおさえることは出来ない」、中島河太郎は「トリックのおもしろさを過信して暴走してしまった」「この作品は単に読者をペテンにかけるだけにすぎない」と否定的な意見で、受賞作なしとなった[4]。
1972年、「そして死が訪れる」を「模倣の殺意」と改題し『推理』1972年9月号から3回に分けて連載する。1973年、同作が『新人賞殺人事件』と再改題して出版され単行本デビューする。江戸川乱歩賞にはその後も「空白の近景」(前述の短編とは別作品、1974年に『殺された女』と改題して刊行)と「教習所殺人事件」(1980年に『自動車教習所殺人事件』と改題して刊行)で二度最終候補になったが、受賞することはできなかった。

(ウィキペディアより)